1979-03-20 第87回国会 衆議院 農林水産委員会 第5号
幸いに日ソの漁業協力協定に基づくところの漁業委員会も、決まってはおったが一年間宙づりになっておったわけですが、たび重なるいろいろな折衝の結果、よりやく去る十九日からそれが開催されるということになって、共同漁業の案件等を議題としてやるわけですが、なるべく早くこれを終えて、今月中にサケ・マス交渉に入れるような交渉をしてほしいということで荒勝代表以下の担当者の方によく頼んでおいた次第でございます。
幸いに日ソの漁業協力協定に基づくところの漁業委員会も、決まってはおったが一年間宙づりになっておったわけですが、たび重なるいろいろな折衝の結果、よりやく去る十九日からそれが開催されるということになって、共同漁業の案件等を議題としてやるわけですが、なるべく早くこれを終えて、今月中にサケ・マス交渉に入れるような交渉をしてほしいということで荒勝代表以下の担当者の方によく頼んでおいた次第でございます。
こういった状況の中で、大体きょうあたりから、現地でサケ・マス関係については中断しておりました話し合いを、日本の荒勝代表と向こうのニコノロフとの間で話し合いを再開するという見通しになっております。
特に今回荒勝理事長にお願いしましたのは、いままで委員をお願いしておりましたその亀長代表の個人的ないろんな御都合あるいはその他を考えまして、漁業界全体の中からさっき申し上げたような基準で最も適当な方として荒勝代表にこのたびの委員会につきましてはお願いしたというような経過でございます。
○鶴園哲夫君 荒勝代表が仮調印の寸前に延期せざるを得なかったということについて、一体どういうふうにお考えなのか。新聞等の報道によりますというと、二百海里法案にしても領海法にしても、衆議院を通り、そして参議院も通るという見通しの上に立って、この領土問題はあくまでもソビエト側としては、ということで先制攻撃をかけたのではないかと、こういう見方が有力だというふうに報道されておりますですね。
○国務大臣(鈴木善幸君) 川村先生いまお話しになりましたような経過でございまして、荒勝代表からの、ほとんど九九%ニコノロフ首席代表との間で話がついて二十五日には調印をいたしましょう、二十八日には東京でシャルクを再開をしてそこで正式な調印をいたしましょう、こういうことでニコノロフ代表以下の諸君も訪日のビザも申請をしておると、そういう状況であったわけでございます。
さらにまた続きまして、先ほど川村さんの方からもお話がありましたですけれども、荒勝代表と本当に仮調印の寸前にこれがまた領土問題と絡んで延期されるという事態になったわけです。私は、鈴木農林大臣が大臣になられましてから、本当に二回にわたる訪ソ、さらに今回三度目の訪ソになるわけでありますが、そうしてこの漁業交渉の文字どおり先頭に立って活動をしていらっしゃるわけです。
○鳩山国務大臣 現行の日ソの漁業条約に基づきます交渉を行っておったところでございますが、わが方の荒勝代表がこれに当たっておられたわけであります。
○鈴木国務大臣 日ソ漁業条約に基づくサケ・マスの二百海里域外の公海上の部分についての操業の問題、これがニコノロフ首席代表その他漁業省の諸君と、わが方の荒勝首席代表等との交渉によりまして、荒勝代表の報告をもってすれば、九九%まで話し合いが進んでおった。
その取り決めの議事録につきまして、日ソ漁業条約の公海上における漁獲量はこうである、なお、二百海里の中においてはわが方としては実績もあるわけでございますから、それについてわが方としては漁獲割り当てについての留保をしておく、こういう議事録にいたしたいということで、漁業相との間では、荒勝代表の連絡によりますと、九九%まで合意なされておりまして、二十五日に署名もする、なお、ニコノロフ代表は二十八日に東京に参
○鈴木国務大臣 荒勝代表からの連絡によりますと、漁業省のニコノロフ主席代表ほかとの話し合いによりまして、双方の意見はほとんど合意に達しまして、九九%まで二十五日に署名をする、二十八日にはわが方の主張のとおり東京でシャルクを再開をして、そこで調印をする、こういうところまでいっておったわけでございますが、急にソ側の態度が変わってきた。
そして、ニコノロフ首席代表とわが方の荒勝代表との間では、五万七千トンという線を一歩も譲らなかった。ところが、イシコフ大臣が大局的な判断をされた結果、それに五千トンを上積みして六万二千トンという数字を出されたわけでございます。これを一体どう評価するかということでございますが、二百海里の内、外で豊漁年の一昨年には、わが方は大体八万七千トン漁獲をいたしておったわけでございます。そういう実績がございます。
しかしソ側がいまのような、すでに三月一日から幹部会令は二百海里の域内においては適用されておるのだというようなことで、この基本的な問題でいつまでもその主張を相互に突っ張っておりますとなかなか――一方において漁期も迫っておるという事情もございますので、現実的な処理の方法としまして、とりあえず日ソの間で意見の一致を見ております二百海里域外の問題、いわゆる公海上の漁獲量の交渉を荒勝代表に指示いたしまして、現在
それに基づきまして、現在でもわが政府の荒勝代表がモスクワで日ソ漁業委員会をやっておられる。その漁業委員会における交渉が、だんだんと漁期も迫ってまいりますので大変案じておりますが、荒勝・ニコノロフ間の交渉が大臣が行かれるまでにどのようなことになっておるのか、まず状況の御説明と大臣の御見解とを承りたいと思います。
ただいま日ソ漁業条約に基づくところのソ連の二百海里域外のサケ・マスの問題で、わが方の荒勝代表が残りまして、向こうと話し合いをいたしておるところでございますが、この方にもイシコフさんの考え方が大分反映をしておるようでございまして、私は、二百海里の外のサケ・マスの漁獲量あるいは取り扱い等はきわめて近いうちに妥結を見るものだ、このようにも考えております。